ジャイアント Defy 2027年モデルは買い?|グレードと価格の違い

・ 三岡慶利

動画「新しいDefy MY27は買い?バイクレーダーで2冠の実力、値上がりが止まらないロードバイク業界と最新モデルを解説してみた」のサムネイル

結論

  • Defyは世界的に評価の高いエンデュランスロード。BikeRadarでロードバイク・オブ・ザ・イヤーとエンデュランスバイク・オブ・ザ・イヤーの2冠を獲っています。
  • 2027年モデルはフレームはそのままで、色とコンポ構成が変更。ADVANCEDは29万7,000円からで、旧モデルより2万2,000円ほど値上がりしました。
  • ADVANCED 0と1の違いはホイールだけ、2は機械式、3は新型ティアグラ。最大38mmのタイヤと泥よけ台座を備えた、ロード一本の路線を守るバイクです。

ジャイアントのエンデュランスロード**Defy(ディファイ)**に、2027年モデル(MY27)が出ました。フレームは同じで、色とコンポの構成が変わっただけですが、シマノのコンポの動きや、値段の話にもつながっています。

Q. なぜまた値上がりしているの?

シマノの105がR7000からDi2対応のR7100になり、11速の枠には新型ティアグラが入ってきました。それより問題は、全体に値段が上がったことです。

「世界的な価格」と言われがちですが、実際は日本円の価値が下がり続けているだけの話だと思います。自転車は輸入が多いので、影響をもろに受けます。

理屈で言えば、再来年買うなら来年、来年買うなら今のほうが得です。でも本当は、今のバイクを大事に乗り続けて、パーツ代や、いつも一人で遊びに行っている奥さんや旦那さんとのディナーに回すほうが、幸福度は高いかもしれません。

Q. Defyの評価は?

世界の評価がとにかく高いバイクです。

  • BikeRadarのロードバイク・オブ・ザ・イヤーとエンデュランスバイク・オブ・ザ・イヤーの2冠。BikeRadarはなかなか最高評価を出さない辛口のメディアです
  • 10年くらい前のアルミモデルの頃から評価が高かった
  • レビューを書いたのは、ユーロバイクアワードの審査員を長く務めるベテランで、30台ほど自転車を持っているのに、新しいDefyが本気で欲しいそうです

比べられたのはスペシャライズドのルーベやキャニオンのエンデュレースといった強豪。選ばれた理由は、ライバルより10万円近く安いのに重さはほぼ同じというバランスと、走りの評価です。下りの安心感がすごく、105の油圧ブレーキが信頼でき、雨のコーナーでもグリップに自信が持てたそうです。泥よけも付けられる実用性も残しています。

Q. どんなバイク?

初代は2008年。レースバイクTCRの走りを一般のライダーにも届ける狙いでした。ジャイアントは1990年代にトップチューブを傾けたコンパクトロードを広めた会社で、その発想の延長にTCRもDefyもあります。

ライバルのロングライド系がグラベル寄りに寄っていく中、Defyはロード一本の路線を守っています。タイヤは最大38mmまで入りますが、太めのロードタイヤと泥よけのためで、グラベルタイヤ狙いではありません。泥よけ台座もちゃんとあります。

Q. SL・PRO・ADVANCEDの違いは?

グレード 価格(動画時点) 特徴
ADVANCED SL 115万500円 最上位。機能的でシンプル、軽さを追求。前世代より快適性40%向上、専用BBで剛性を高める。フレームセット49万円
ADVANCED PRO 77万〜93万円台 安いほうはスラムのワイヤレス電動コンポ。フレームセット33万円
ADVANCED(無印) 29万7,000円〜 0〜3の4モデル。旧モデルは27万5,000円〜55万円で、約2万2,000円値上がり

Q. ADVANCED 0〜3の違いは?

モデル コンポ ホイール ひとこと
ADVANCED 0 105 Di2 カーボン40mmハイト 1とはホイールだけの違いで約11万円高い
ADVANCED 1 105 Di2 アルミ30mmハイト 電動変速
ADVANCED 2 105 機械式 アルミ30mmハイト 機械式で価格が一気に下がる
ADVANCED 3 新型ティアグラ アルミ(低めのハイト) 29万7,000円で一番手頃

タイヤは共通で32C前後のチューブレス。0はカーボンホイール込みで、ホイール単体を後から買うよりは得ですが、急いで買い替えなくても、何年かしてから自分でカーボンに替えてもいいのです。

新型ティアグラはクセがある

新型ティアグラは、カセットが11-36Tしか用意されていません。後から別の歯数が出てくるかというと、私は出てこないと予想します。実際のユーザーのほとんどはそれで困らないからです。仮に追加するとしても、リアディレイラーとセットになるはずです。その理由(設計思想の話)は、別の動画で詳しく話しています。

まとめ

  • DefyはBikeRadarで2冠の、世界的に評価の高いエンデュランスロード
  • 2027年モデルはフレーム据え置きで、色とコンポが変更。全体に値上がり
  • ADVANCEDは29万7,000円から。0と1の違いはホイールだけ、3は新型ティアグラ
  • 最大38mmのタイヤと泥よけ台座。グラベル寄りではなくロード一本の路線
  • 値上がりはうんざりですが、バイクの中身は正直すごい。エンデュランスの考え方はエンデュランスロードは遅い?へ

よくある質問

Defy 2027年モデルは何が変わりましたか?

フレームは同じで、カラーとコンポの構成が変わりました。エントリーのADVANCED 3には新型のティアグラが載っています。価格は全体に上がり、ADVANCEDは29万7,000円からです(動画時点)。

Defy ADVANCED 0と1の違いは何ですか?

どちらもシマノ105 Di2で、違いはホイールです。0はカーボンの40mmハイトホイール、1はアルミの30mmハイトで、価格差は約11万円です。ホイールは後から交換することもできます。

Defyにはどのくらい太いタイヤが入りますか?

標準は32C前後のチューブレスで、最大38mmまで入ります。泥よけの台座もあります。グラベル寄りではなく、太めのロードタイヤと泥よけを使えるロードバイクという位置づけです。

動画で見る

この記事の元になった動画です。実際の動きは映像のほうがずっとわかりやすいので、ぜひあわせて見てください。

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