10万円以下のロードバイクなら?|ジャイアント エスケープRドロップ

結論
- エスケープRドロップは、名作クロスバイクのエスケープR3をベースに、ドロップハンドルとクラリスのSTIレバーを付けた日本限定モデル。大手ブランドで10万円未満という最安級の価格です。
- クランクは46-30Tと軽めで、カセット11-34Tと組み合わせると全体に軽すぎる印象。ブレーキはテクトロのミニVで、よく効きます。ジオメトリはアップライトでスタックが高めです。
- いじって楽しむのが前提のような1台。対面販売限定のようなので、取扱店か、店舗受け取りのオンライン注文で購入します。
信頼性がかなり高い大手ブランドのモデルで、どこかの店のたまたまのお値打ち品でもないのに、最も低い価格でロードバイクを始められる1台があります。それがジャイアントのエスケープRドロップです。
Q. どんな自転車?
その昔大ヒットしたクロスバイクエスケープR3に、ドロップハンドルを付けてSTIレバーで変速するようにして、ロードバイクにしてしまおうという改造が巷で盛り上がりました。それを見たメーカーが「面白いね、だったら僕たちが作るよ」と作ったのが、このモデルです。
公式サイトでは、スポーツでもパフォーマンスでもなく、クロスバイクのライフスタイル枠に分類されています。
- カラーは3色(ブリティッシュグリーン、ミッドナイトネイビー、パールホワイト)、サイズはXS・S・Mの3展開
- ALUXXグレードのアルミフレーム
Q. 価格は高い?安い?
牛肉3,000円が高いか安いかは、量と質を見ないと分かりません。自転車も品質と価格はセットで評価すべきです。ブランド力とそれに伴う信頼も価値の一つで、売れていればそれは正解なのです。
エントリーから最高峰のレースバイクまで自社開発し続ける世界最大級のブランドのモデルで、定価で10万円未満。この価格で間違いなく信頼できる1台だと思います。大手でこの価格帯は、これくらいではないでしょうか。
Q. 日本限定って本当?
海外にも似たモデルはありますが、この仕様・このパーツ構成は日本だけのオリジナルです。ライフスタイル系のクロスバイクにシマノのSTIレバーを組み、テクトロのミニVブレーキを引く完成車は、世界中を見渡してもまずありません。日本の自転車文化が生んだ、ちょっと変わった1台です。
Q. パーツ構成は?
| 項目 | 内容 | ひとこと |
|---|---|---|
| フレーム | ALUXXアルミ | 溶接後も綺麗な仕上がり |
| フォーク | スチールのベンドフォーク | ケーブルは外装 |
| コンポ | シマノ クラリス 2×8速 | STIレバー |
| クランク | 46-30T(XSは165mm、他は170mm) | かなり軽め |
| カセット | 11-34T | 46-30Tと合わせると全体に軽すぎる印象 |
| ブレーキ | テクトロ RX1(ミニV)+補助ブレーキレバー | 中堅のリムブレーキよりよく効く |
| ハンドル | 幅400mm(XS・S)/420mm(M)、径31.8mm | ステム90〜100mm |
| タイヤ | ジャイアント 30C(ワイヤービード) | かなり重いと思われる |
| 重量 | Sサイズで11.5kg | タイヤが重い分、車体は軽め |
個人的な好みですが、46-30Tならカセットは11-28Tあたりに替えると断然乗りやすくなると思います。補助ブレーキレバーは、街乗りをしない私なら真っ先に外します(街乗りメインなら残してもいいです)。サドルが普通の形なのは、交換する人が多いと思うのでむしろ良いと思います。
Q. ジオメトリは?
全体にかなりアップライトな設計で、リーチ短め、スタック高めです。前傾は取りにくく、ハンドルに体重をかけづらいという声もありますが、逆に言えば、ハンドルを一番下にしてコラムを切り、ステムを下向きにすれば、かなり下げられます。
| Sサイズ | 数値 |
|---|---|
| 水平換算トップ長 | 530mm |
| シート角 | 74° |
| ヘッドチューブ長 | 145mm |
| ヘッド角 | 71.5° |
| スタック | 563mm |
| BBドロップ | 70mm |
身長170cm弱の私なら、SかXSで迷うところです。165mmクランクを試す意味でXSを選ぶのも面白いと思います。どのみち試乗が一番です。サイズの考え方はサイズ選びもどうぞ。
Q. いじって楽しめる?
この自転車は、なんだかんだいじりたくなります。
- クランクをホローテックに替える(ただし値段が上がり、チェーンラインにも注意)
- カセットを11-28Tにすると登りは快適。ただし下りではトップ46×11Tですぐ踏み抜いてしまいそう。そのくらいの速度で十分と割り切るのも楽しいです
- 友達と山を下るとき、自分だけギアを使い切ることがあるかもしれません
初めての方は、そのまま乗っても十分楽しめます。
ちなみに、リムブレーキの弱点はタイヤのクリアランスと制動力ですが、STI+ミニVなら、ディスクブレーキ化もロングアーチもなしに30Cが入り、よく効く。これって実はすごいことなのでは、という見方もあります。
Q. どこで買える?
このモデルは対面販売に限定されているようです。組み立て調整してから再梱包して送る通販もダメなパターンです。ジャイアントストアでなくても、取扱店に頼めば大丈夫でしょう。ワイズロードオンラインで注文して店舗受け取りという形も大丈夫です。
まとめ
- エスケープRドロップは、エスケープR3ベースの日本限定ロードバイク
- 大手ブランドで定価10万円未満の最安級。この価格で信頼できる1台
- クラリスSTI+ミニVブレーキという世界でも珍しい組み合わせ。よく止まり、30Cも入る
- ギアは46-30T×11-34Tと軽め。11-28Tに替えるのもおすすめ
- ジオメトリはアップライト。いじる楽しみ付き。購入は対面販売(店舗受け取り)で
よくある質問
10万円以下で買える信頼できるロードバイクはありますか?
ジャイアントのエスケープRドロップは、大手ブランドの定価で10万円未満のロードバイクです。世界最大級のメーカーが作っていて、この価格で間違いなく信頼できる1台だと思います。
エスケープRドロップはクロスバイクですか、ロードバイクですか?
公式サイトではクロスバイク(ライフスタイル)に分類されていますが、ドロップハンドルとシマノのSTIレバーで変速する、実質的にはロードバイクです。エスケープR3をドロップハンドル化する改造が流行ったのを受けて、メーカー自身が作ったモデルです。
エスケープRドロップは通販で買えますか?
対面販売に限定されているようなので、自宅に届く通販は難しいと思います。取扱店に頼むか、ワイズロードオンラインで注文して店舗で受け取る形なら大丈夫です。
動画で見る
この記事の元になった動画です。実際の動きは映像のほうがずっとわかりやすいので、ぜひあわせて見てください。